これ、弟も読むのかな‥
お世話になります。SEOちゃんです。
私には3歳年下の弟がいます。
「姉ちゃん、俺SEO業者に詐欺られたっぽい。180万払えって」
ハウスクリーニングのフランチャイズの個人事業を始めて3ヶ月目の弟が、
真っ青な顔で私に詐欺被害の告白をしてきました。
「何回断っても無視しても何時間もzoom繋げてきてこいつらマジでヤバい」
貯金もなければ初期投資で借金している状態だった当時の弟。
SEO集客専門で仕事をしていた私は、同業者の生々しく残酷な詐欺行為を目の前で眺めるしかありませんでした。
冷や汗がどっと吹き出しました。1ヶ月前のある会話を思い出したのです。
「姉ちゃん、SEOて難しいよね?姉ちゃんに頼むといくらするん?」
「う〜ん‥多分うちは安くはないよ。
それに、今は受注が手一杯過ぎて新規受けるの難しいんよな‥」
支払い能力が難しい状況だと知っていた私は、当時の忙しさにかまけて何の気なしにこう答えてしまったのです。
そうです、私が弟の相談を100%徹底的に聞いていれば避けることが出来たはずの詐欺被害でした。
大事な弟の真っ青な顔を見て、自分の冷酷さにゾッとしたのを覚えています。
弟が自室にこもってSEO詐欺会社の凄惨な怒鳴り、詰めにひたすら耐えていました。
私は扉の隙間からその会話を聞いて静かに泣きました。泣いてる場合じゃないんですけどね。
同業者にこんな非人道的な会社があったのかと絶望しました。
会話の内容は「一度OK出したんだからもう断れないですよ。そちらの個人情報掴んでますから、消費者センター行っても相手にされないっすよ」
こっそり覗き見してみると20代前半の口の悪い男性がzoomのスクリーンに写っていました。
ネクタイは緩んで顔は弟への怒りで歪んでいました。
商談じゃない、これ脅迫じゃん。
警察に相談しました。弁護士に相談しました。消費者センターにも相談しました。
結果は、「この詐欺業社は法律の網を掻い潜っているので戦おうにもちょっと‥」
濁されて終わったのです。
詐欺業者の社名を検索すると集団訴訟の真っ只中。被害を受けた原告団が30名以上集まっていました。
「いやいや、そんな情報ネットに載ってるなら契約する前に調べろや」って言いたくなりました。
“騙されるお前が悪い”
だけど、言えなかった。
なぜならば、弟は何が分からないか、分からない。真っ直ぐ純粋に個人事業主として成功したいと思って必死だった。純粋な意欲が一瞬で吸い取られた現実があったから。
当然、全ては自分の責任。責任取るのは自分自身。だけど、私にも出来ることがあったんじゃないかって。
今日も、SEO業者に詐欺られたと悔し涙を流す事業主がいるかも知れないと思うと、居た堪れない。
この事業の始まりは、弟が受けた詐欺被害でした。
私に出来ることは詐欺被害に遭う前に私を見つけて貰うこと。
大事なお客さん達の為に、SEO集客というジャンルの中で持てる力を全て出し切ることだって。
SEOちゃんのモットーは、素直で正直なサービス提供です。
そして、
世の中に知られていない中小企業の商品・サービスを日本中に知らせるインフラになること。
裏サイトを最後まで読んでいただきありがとうございました。